『ねこむかしばなし』 (ぱんだにあ/KADOKAWA)第16回【全21話】
あの物語の主人公が、もしも猫だったら、きっと猫たちが参戦することで新たな展開になるはず...!? 『ねこむかしばなし』(KADOKAWA)は、そんな人気の童話×ねこの癒やし系ねこまんが。誰もが知ってる話も猫が登場することでこんなにゆる~くキュートになるとは! 脱力系癒し猫ワールドをお楽しみください。
※本記事はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
浦島太郎とねこ
元となったむかしばなし
浦島太郎
むかしあるところに浦島太郎という青年がいました。
浦島が海辺を歩いていると1匹のカメが子どもたちにいじめられています。カメを救った浦島は、お礼に竜宮城に連れていってもらいました。
竜宮城では美しい乙姫が出迎えてくれ、たいそうなおもてなしを受けます。時を忘れて楽しんでいた浦島は「そろそろ家に帰りたい」と乙姫に告げます。すると乙姫はお土産に玉手箱をくれました。ですが同時に「絶対にこの箱は開けてはいけません」と付け加えます。
浦島が地上に戻ると何十年も経っていました。途方に暮れた浦島は乙姫の忠告をやぶり、玉手箱を開けてしまいます。すると、白い煙に包まれ浦島はおじいさんになってしまうのでした。