「昔の自分」と比べたら部下に煙たがられる!
過去の自分が頭に浮かんでもガマン!
あなたもこのようなセリフを、部下に口にしたことがあるかもしれませんね。
実は、私の口癖でもありました。言っている本人は悪気はないのですが、これらは「部下に嫌われる上司のセリフ」の代表格です。
事実、私も部下に嫌われていた時代もありました(笑)。
他人と比べられたら、誰だって嫌なもの
私生活でパートナーから、「前の奥さん(夫)は......」「前の彼女(彼氏)は......」などと言われたら、いかがでしょうか。
もちろん、感じ方は人それぞれだと思いますが、いい気がしないという人も多いですね。
昔の自分を引き合いに出して、今、目の前にいる部下との違いをアピールするのは、これと同じようなことなのです。
話の方向は自分に向けない。常に相手に向ける
自分の話を持ち出すのは、賞賛に飢えているから?
50代という大人だからこそ、部下指導でも余裕を持ちたいもの。
自分中心に話を展開するのは、余裕を持っているとは言えません。
それどころか、自分の未熟さ、恥をさらしているようなものです。
自分中心に話を展開するのは、周囲に認めてもらえていないから。
賞賛を受けたい下心から、話の方向を自分に向けてしまうのです。
部下との関係を深めたいなら、相手の話に耳を傾けること。
心に余裕のある人は、大人の魅力があります。
部下もそのような上司に、ついていきたくなるでしょう。
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