職場での部下と良好な関係のために。指示の出し方は?/知らないと恥をかく 50歳からのマナー(7)

「昔の自分」と比べたら部下に煙たがられる!

過去の自分が頭に浮かんでもガマン!

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あなたもこのようなセリフを、部下に口にしたことがあるかもしれませんね。

実は、私の口癖でもありました。言っている本人は悪気はないのですが、これらは「部下に嫌われる上司のセリフ」の代表格です。

事実、私も部下に嫌われていた時代もありました(笑)。

他人と比べられたら、誰だって嫌なもの

私生活でパートナーから、「前の奥さん(夫)は......」「前の彼女(彼氏)は......」などと言われたら、いかがでしょうか。

もちろん、感じ方は人それぞれだと思いますが、いい気がしないという人も多いですね。

昔の自分を引き合いに出して、今、目の前にいる部下との違いをアピールするのは、これと同じようなことなのです。

話の方向は自分に向けない。常に相手に向ける

自分の話を持ち出すのは、賞賛に飢えているから?

50代という大人だからこそ、部下指導でも余裕を持ちたいもの。

自分中心に話を展開するのは、余裕を持っているとは言えません。

それどころか、自分の未熟さ、恥をさらしているようなものです。

自分中心に話を展開するのは、周囲に認めてもらえていないから。

賞賛を受けたい下心から、話の方向を自分に向けてしまうのです。

部下との関係を深めたいなら、相手の話に耳を傾けること。

心に余裕のある人は、大人の魅力があります。

部下もそのような上司に、ついていきたくなるでしょう。

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西出 ひろ子
マナーコンサルタント、一般社団法人マナー教育推進協会代表理事。国会議員などの秘書職を経てマナー講師として独立。300社以上のマナー・人財育成コンサルティング、延べ10万人以上の人材育成を行う。著書・監修書に『あなたを変える美しい振る舞い』(ワニブックス)など著書累計100万部を超える。

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『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』

(西出 ひろ子/ワニブックス)

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※この記事は『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』(西出ひろ子/ワニブックス)からの抜粋です。

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