披露宴の祝辞。ポイントを押さえれば、難しくない!/知らないと恥をかく 50歳からのマナー(6)

今までは結婚披露宴で招待客だったが、いつしか親族や主賓になり、葬儀では弔問客だったが、喪主に務めることに。仕事や会食の場でも部下として出席していたが、上司や招待客になる...年齢を重ねたことで初めて遭遇するシーンが増えますが、若い頃に身につけたマナー、そのままにしていませんか? 立場が変わることで、当然 "マナー"も変わってきます。そんなマナーの本質から実践までを集約した『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』(ワニブックス)より、中高年が知っておきたいマナーをイラストとともにお届けします。

祝辞のマナー

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主賓として披露宴に招かれた際に、もっとも重要な役割が「祝辞」です。

新郎新婦にとって披露宴は、一生忘れられない晴れの舞台。

あなたのスピーチも2人の心に刻まれます。

人前で話すのに慣れていないと緊張することもあるでしょう。

しかし、披露宴の祝辞には、「押さえるべきポイント」があります。

それらを満たした上で、新郎新婦へのお祝いの気持ちを持っていれば、何も難しいことはありません。

基本さえ押さえていれば、あとは自由な形式でもいいのです。

祝辞は「2~3分」で「忌み言葉」を避けて

主賓として披露宴に招かれたら、祝辞を頼まれるのが一般的です。

即興で考えるのは無理がありますから、あらかじめ原稿を用意しておきましょう。

披露宴での祝辞のポイントは、たったの2つ。

「2~3分で手短に」と「忌み言葉を避ける」です。

その上で次の流れにそっていけば、自然とすばらしいスピーチになります。

祝辞に必ず含める要素

①自己紹介
②新郎新婦へのお祝いの言葉
③ご親族の皆様へのお祝いの言葉
④自身の新郎新婦との関係性/自身と新郎新婦とのエピソード
⑤新郎新婦を讃える言葉

話すまでは厳粛に。話し始めたらにこやかに

壇上で祝辞を読み上げるときは、席をたつときにまずは招待客に向かって一礼をします。

続けて壇上へと向かい、上がる前に一礼をしてから、壇上へ。

そこからマイクへと進む前にも、招待客と壇上の新郎新婦に向かって一礼をし、マイクの前へ進みます。

マイクの前で足を止め、新郎新婦には会釈を。

会場の出席者には最敬礼をします。

それからマイクに近づきます。

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このように自己紹介から祝辞をスタートさせます。

祝福の席にふさわしい、楽しくユーモラスなエピソードで、会場を盛り上げるとよいでしょう。

教訓めいたことや自分の宣伝、暴露話や過去の異性関係の話はご法度。

もちろん、忌み言葉も使わないように。

また、状況によりマスクをして話をする場合は、聞き取りやすように大きめな声で。

直立不動ではなく、身振り手振りをつけながら話すと聴衆者に伝わりやすくなります。


自分のために、他人の話もしっかり聴く

披露宴中にマイクの前で話すのは、あなただけではありません。

ほかの出席者がスピーチを行う場面もあるでしょう。

このような場面では、相手に体を向けるのが礼儀。

食事中でも体を向けていれば、聴き入っていることが伝わります。

話に合わせて、適度にうなずくのもいいですね。

話が終わったら、大きな拍手も忘れずに。

 そうして「話しやすい空気」「聴きやすい空気」を作ることもマナー。

このような思いやりの心を行動で示すことで、ほかの出席者もスピーチがしやすくなります。

また、いざあなたの番となったときには、あなたのスピーチを聴き入り、大きな拍手を送ってくれることでしょう。


 

西出 ひろ子
マナーコンサルタント、一般社団法人マナー教育推進協会代表理事。国会議員などの秘書職を経てマナー講師として独立。300社以上のマナー・人財育成コンサルティング、延べ10万人以上の人材育成を行う。著書・監修書に『あなたを変える美しい振る舞い』(ワニブックス)など著書累計100万部を超える。

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『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』

(西出 ひろ子/ワニブックス)

企業人から俳優をはじめ、数々のマナー指導をしている「マナー界のカリスマ」が監修。若い頃に知った『マナー』、もしかしてもう使えないかも…!? 結婚式やお葬式、仕事などで“立場"が変わったとき、恥をかかないために“これだけは"知っておきたいマナーを、豊富なイラストとともにわかりやすくお伝えしています。

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※この記事は『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』(西出ひろ子/ワニブックス)からの抜粋です。

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