披露宴、年長者は振る舞いは若い頃とは変わります/知らないと恥をかく 50歳からのマナー(5)

食事のペースはできるだけ周囲に合わせる

食事が運ばれてきたら、「食べるペース」にも注意しましょう。

周囲の人に合わせて食事を進めるのが大人のマナー。

1人だけ早く食べ終わったり、逆にいつまでも食べ続けたりしないように。

特に同じテーブルの方々とは、速度を合わせて食べましょう。

食事中にビールなどを注ぎ合うと、さらに和んだ雰囲気になります。

注がれるだけでなく、あなたからも注ぐよう、配慮を忘れずに。

飲み物を片手に、ご親族に挨拶にうかがう

新婦のお色直しの時間などを利用して、新郎新婦のご親族に、ビールなどの飲み物を持ってご挨拶に行きましょう。

主賓として招いていただいたことへのお礼と、お祝いの言葉を述べます。

そして、「よろしければ、どうぞ」などと言い、飲み物を注ぎます。

逆に親族が飲み物を持って、各テーブルを回り、あなたに挨拶にきて、ビールなどをすすめてくれることもあるでしょう。

このようなときは「恐縮です」と言ってグラスを持ち上げ、飲み物を注いでもらいましょう。

 相手が注ぎ終わったら、「お父様もいかがですか」などと言って注ぎ返します。

もちろん、無理強いは避けること。

アルハラ(=アルコールハラスメント)と思われては本末転倒です。

 

西出 ひろ子
マナーコンサルタント、一般社団法人マナー教育推進協会代表理事。国会議員などの秘書職を経てマナー講師として独立。300社以上のマナー・人財育成コンサルティング、延べ10万人以上の人材育成を行う。著書・監修書に『あなたを変える美しい振る舞い』(ワニブックス)など著書累計100万部を超える。

知らないと恥をかく 50歳からのマナー.jpg

『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』

(西出 ひろ子/ワニブックス)

企業人から俳優をはじめ、数々のマナー指導をしている「マナー界のカリスマ」が監修。若い頃に知った『マナー』、もしかしてもう使えないかも…!? 結婚式やお葬式、仕事などで“立場"が変わったとき、恥をかかないために“これだけは"知っておきたいマナーを、豊富なイラストとともにわかりやすくお伝えしています。

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※この記事は『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』(西出ひろ子/ワニブックス)からの抜粋です。

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