わが子の結婚報告! 「両家の顔合わせ」はどうする?/知らないと恥をかく 50歳からのマナー(3)

「お相手のご家族との関係」の注意点

密に連絡を取り、式の内容を詰める

両家の結婚式や結婚生活に対する考え方が、一度の顔合わせで一致すると良いのですが、そうとは限らない場合もあります。

一度は一致したものの、結婚式が近づくにつれて、考え方や気持ちが変わったということもなきにしもあらず。

そのような事態に備えて、お相手のご両親とは式直前まで、子どもを介しながら、齟齬のないように確認をし合っておくと安心です。

なお、正式な結納を行うと決めた場合は、日取りや形式も決めなければなりません。

結納式と結婚式の資金についてそれぞれの負担をどうするのかなども、事前に話し合っておくべき大切なことです。

これから親戚になる間柄。配慮を欠かさずに

わが子の義理の親などになるといっても、入籍や結婚式を終えるまでは、正式な家族ではありません。

馴れ馴れしくしすぎると、失礼だと受け取られてしまうことも。

訪問時には手土産を持参するなど、気遣いや気配りは大切です。

また、結婚式前でも相手側の慶事・弔事があったら、最大限の礼を尽くしましょう。

御祝儀や不祝儀はもちろんのこと、ときには冠婚葬祭への参列も必要になるかもしれません。

お中元やお歳暮については、相手のご両親が「そこまでは......」と積極的でない可能性もあります。

お互いに贈るのか贈らないのかも、子どもを通じて確認をしておくと安心ですね。

一方だけが、突然贈るというのは避けたほうが良いでしょう。

先方が変に気を悪くされては本末転倒です。

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西出 ひろ子
マナーコンサルタント、一般社団法人マナー教育推進協会代表理事。国会議員などの秘書職を経てマナー講師として独立。300社以上のマナー・人財育成コンサルティング、延べ10万人以上の人材育成を行う。著書・監修書に『あなたを変える美しい振る舞い』(ワニブックス)など著書累計100万部を超える。

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『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』

(西出 ひろ子/ワニブックス)

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※この記事は『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』(西出ひろ子/ワニブックス)からの抜粋です。

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