わが子の結婚報告! 「両家の顔合わせ」はどうする?/知らないと恥をかく 50歳からのマナー(3)

両家の顔合わせでの挨拶と自己紹介

基本的には次の流れで、全員の挨拶を行います。

①男性が自分の親を紹介。

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②男性の親が自己紹介。

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③女性が自分の親を紹介。

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④女性の親が自己紹介。

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挨拶が終わったら歓談をして、縁談の歓びを分かち合います。

歓びすぎて、アルコールを飲みすぎないように注意してくださいね。

服装は「両家の格」に差を出さないこと

顔合わせの際の服装は、「両家の格」を合わせることがマナーです。

一方が正礼装ならもう一方も正礼装、一方が準礼装ならもう一方も準礼装といった具合です。

近年は和気藹々と、略礼装で行う方々が多いようです。

いずれにしても、互いにどのような服装で出向くのか、結婚する2人を通じて確認し合いましょう。

正礼装については本章、準礼装と略礼装については次章で、詳しく説明します。

相手を立てながらも、率直な意見交換を

顔合わせの際はお相手のご家族に、結納や結婚式についての考え方や希望を確認し、意見をすり合わせましょう。

家族の考え方、地域的なしきたり、形式、仲人や媒酌人を立てるかどうかなど、細かい部分まで確認をし合うことが大切です。

そうすることで、この先がスムーズに進みます。

遠慮することなく、面と向かっているこの機会に、皆さんでしっかりと確認し合いましょう。

結納には大きく分けて、「正式結納」「略式結納(集合型結納)」「簡略式結納」の3つがあります。

仲人を立てない簡略式結納の場合は、両家の顔合わせの場で結納品を交換することがよくあります。

 もし、簡略式結納を考えているのであれば、結婚する2人を通じて顔合わせの前から、両家の意見をすり合わせ、当日に臨むと安心ですね。

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※ソーシャルディスタンスを考慮した席で、安全な環境をつくるのもマナーです。

 

西出 ひろ子
マナーコンサルタント、一般社団法人マナー教育推進協会代表理事。国会議員などの秘書職を経てマナー講師として独立。300社以上のマナー・人財育成コンサルティング、延べ10万人以上の人材育成を行う。著書・監修書に『あなたを変える美しい振る舞い』(ワニブックス)など著書累計100万部を超える。

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『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』

(西出 ひろ子/ワニブックス)

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※この記事は『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』(西出ひろ子/ワニブックス)からの抜粋です。

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