両家の顔合わせでの挨拶と自己紹介
基本的には次の流れで、全員の挨拶を行います。
①男性が自分の親を紹介。
②男性の親が自己紹介。
③女性が自分の親を紹介。
④女性の親が自己紹介。
挨拶が終わったら歓談をして、縁談の歓びを分かち合います。
歓びすぎて、アルコールを飲みすぎないように注意してくださいね。
服装は「両家の格」に差を出さないこと
顔合わせの際の服装は、「両家の格」を合わせることがマナーです。
一方が正礼装ならもう一方も正礼装、一方が準礼装ならもう一方も準礼装といった具合です。
近年は和気藹々と、略礼装で行う方々が多いようです。
いずれにしても、互いにどのような服装で出向くのか、結婚する2人を通じて確認し合いましょう。
正礼装については本章、準礼装と略礼装については次章で、詳しく説明します。
相手を立てながらも、率直な意見交換を
顔合わせの際はお相手のご家族に、結納や結婚式についての考え方や希望を確認し、意見をすり合わせましょう。
家族の考え方、地域的なしきたり、形式、仲人や媒酌人を立てるかどうかなど、細かい部分まで確認をし合うことが大切です。
そうすることで、この先がスムーズに進みます。
遠慮することなく、面と向かっているこの機会に、皆さんでしっかりと確認し合いましょう。
結納には大きく分けて、「正式結納」「略式結納(集合型結納)」「簡略式結納」の3つがあります。
仲人を立てない簡略式結納の場合は、両家の顔合わせの場で結納品を交換することがよくあります。
もし、簡略式結納を考えているのであれば、結婚する2人を通じて顔合わせの前から、両家の意見をすり合わせ、当日に臨むと安心ですね。
※ソーシャルディスタンスを考慮した席で、安全な環境をつくるのもマナーです。