マジックは手先が器用でなければできない? そんなことはありません! 器用でなくてもできるマジックはたくさんあります。
本連載ではそれほど難しくない技術で、かつ身近な日用品を道具として使うカンタンなマジックを紹介します。カンタンとはいえ、適切に演じれば「ウケる」こと間違いなし!のマジックばかりです。商談で、友人との集まりで、家族で、マジックを披露して、場を盛り上げる喜びを味わって! 各マジックの動画つき。
マジック19
直感、鋭いですか? ジェミニツインズ
マジシャンがあらかじめ2枚のトランプを抜き出します。トランプをテーブルに配っていき観客がストップをかけたところに、最初に分けたトランプを表向きに挟みます。同じことをもう一度行い、広げると、挟んだカードの隣にはそれぞれ、色と数字が同じトランプがあるのです!
●難易度・・・簡単
●演技時間・・・約2分
【用意するもの】
トランプ1組
1「直感は鋭いほうですか?ちょっと試してみましょう。この2枚は後で使います」
2「このようにトランプをテーブルに配っていくので、『ここだ!』と思ったところでストップと言ってください」
観客「ストップ!」
3「ここに1枚、先ほどのトランプを挟んでおきます」
4もう一度同じことを行い、また1枚挟みます。
5「直感でストップと言いましたよね? 2箇所にトランプが挟まれています」
6「この2枚の隣のトランプを見ると......同じ色と数字のトランプです。素晴らしい直感です!」
このマジックのタネあかしは近日公開。
自分でやってみたいかたは要チェック!
日向 大祐(ひゅうが・だいすけ)
マジックエアリスト。東京大学工学部卒、同学大学院環境学専攻修士。観客の目の前で見せるクロースアップマジックを中心に、会員制レストランや企業パーティー等で活躍。2009年、イギリスで開催された「Blackpool Magic Convention」にて優勝、日本人初の欧州チャンピオンに輝く。同年、マジックのオリンピック「FISM」日本代表。
(日向大介/KADOKAWA)
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