みそ玉を作っておけば、お湯を注ぐだけでいつでもみそ汁が完成します。いわば、お手製のインスタントみそ汁です。管理栄養士・料理研究家の村上祥子さんのみそ玉は、ベースに玉ねぎとにんにくも使うのがポイント。血液サラサラ効果、腸内環境を整える効果に加え、免疫力アップにも期待できるので、毎日活用しましょう。
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「ファイトケミカル」とは植物の色素や香り、アクや渋みの中に含まれる化学物質のこと。抗酸化力があり、人の体にとっても健康効果が高いと注目され、近年、研究が進んでいます。炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、無機質の5大栄養素、第6の栄養素である食物繊維に続き、第7の栄養素とも言われています。
色素に含まれるファイトケミカルを意識して、みそ玉を色分けして作ってみると、栄養面でも優れたみそ玉が完成! みそ玉には玉ねぎとにんにくが入っており、野菜たっぷりなのでだしがいらないのもうれしいですね。
みそ玉ベースに好きな野菜を加えて作ってみてください。
「赤のみそ玉」 抗酸化力が非常に高く、生活習慣病を予防。
1個47kcal /塩分0.8g
金時にんじん 赤ピーマン 赤大根
「橙のみそ玉」 抗酸化力が高く、コレステロールを調整する。
1個43kcal /塩分0.9g
かぼちゃ にんじん 橙パプリカ
「黄のみそ玉」 抗酸化力が高く、血管を強くする。
1個44kcal /塩分0.8g
玉ねぎ とうもろこし さつまいも 黄ズッキーニ
「白のみそ玉」 優れた殺菌力を持ち、がん予防やピロリ菌対策に。
1個37kcal /塩分0.8g
白菜 大根 キャベツ
「黒のみそ玉」 血圧や血糖値の調整に。ダイエット効果も。
1個58kcal /塩分0.8g
ヤーコン ごぼう じゃがいも
「紫のみそ玉」 血圧や血糖値の調整に。ダイエット効果も。
1個36kcal /塩分0.8g
紫キャベツ レッドサニーレタス なす
「緑のみそ玉」 血圧や血糖値の調整に。ダイエット効果も。
1個32kcal /塩分0.8g
にら 小松菜 ピーマン 大根葉
取材・文/石井美佐 撮影/中野正景