鍋一つで簡単! 飲む点滴「甘酒」を自宅で手作りしましょう

pixta_26720204_S.jpg甘酒が栄養豊富で、点滴と同じ成分であるということは、最近よく知られるようになりました。甘酒は江戸時代の夏の風物詩で、町には甘酒売りの声が響いていたとか。江戸時代の人も生活の知恵から、甘酒が暑さで疲れた体への栄養補給になると知っていたのです。
そんな甘酒の魅力を、管理栄養士で食生活アドバイザーの堀 知佐子さんにお聞きしました。

前の記事「飲む点滴! 消化を助け、血行促進もできる「甘酒」で暑気払いしましょう(1)」はこちら。

 

鍋で手軽に! 甘酒を作ってみましょう

甘酒は家庭で簡単に作ることができます。用意するのは、スーパーなどで買える米麹とご飯、水と材料もすぐに揃えられます。温度を測りながら作るので、温度計を用意するといいでしょう。
完成した甘酒はドリンクや料理に活用します。


【材料】(できあがり1リットル分)
麹1:ご飯1:水3
米麹(または粉麹、玄米麹)...200g
ご飯(冷やご飯でも可)...200g
水...600ml

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米麹とは...?
白米に麹菌などの微生物を繁殖させたものです。麹菌は、菌糸の先端から様々な酵素を出し、白米のデンプンやタンパク質を分解してグルコースやアミノ酸を栄養源として増殖します。粉麹や玄米麹でも甘酒を作ることができます。
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【作り方】
1 鍋にご飯を入れ、水を注ぎ入れます。1808p049_02.jpg 
2 鍋を火にかけ、ご飯のかたまりをほぐして温度を上げます。1808p049_03.jpg

 

3 温度計を入れて、60℃まで上がったら、火を止めます。1808p049_04.jpg 
4 麹を加えて軽く混ぜ合わせます。1808p049_05.jpg

 

5 再び火にかけ、温度計で測りながら、60℃になったら、すぐに火を止めます。1808p049_06.jpg 

6 すぐにふたをしてタオルなどで包んで保温し、温度が下がってきたら、再度加熱して60℃に温め、これを3回ほど繰り返し、6時間ほどおけばできあがり。1808p049_07.jpg 
完成!

1808p049_08.jpg保存冷蔵で10日、冷凍で1カ月
全量分908kcal、塩分0g

 

 

おいしい飲み方

【基本の飲み方】

甘酒ドリンク 


1808p049_10.jpg○割合=甘酒1:水1

 

【アレンジドリンク】

朝食におすすめ! 牛乳甘酒

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甘酒100g+牛乳100ml

 

夏にうれしいさっぱり味 炭酸甘酒1808p049_11.jpg

○割合=甘酒100g+炭酸水200ml

 

さわやかな香りの しょうが汁甘酒1808p049_11.jpg

○割合=甘酒70g+水100mlに、しょうが汁5mlをたらす

 

甘味と香ばしさがマッチ 麦茶甘酒

1808p048_02.jpg○割合=甘酒50g+麦茶100ml


  

次の記事「野菜も魚も「甘酒」に漬けるだけ! 減塩&うま味アップできる「甘酒漬け床」(3)」はこちら。

撮影/原 務 スタイリスト/渡会順子 栄養計算/スタジオ食


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堀 知佐子(ほり・さちこ)さん

管理栄養士、食生活アドバイザー、日本抗加齢医学会正会員。調理師専門学校の講師を経て、ミールプロデューサーに。テレビや雑誌などでも活躍。2015年、東京・千駄ヶ谷にレストラン「ル・リール」開業。16年4月より、新渡戸文化短期大学客員教授。

この記事は『毎日が発見』2018年8月号に掲載の情報です。
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