「結婚7年目でようやく妊娠した私。仕事と家庭を両立する中で、義母も優しく見守ってくれ、妊活はマイペースに進められました。検診で赤ちゃんが男の子と確定したと告げた時の義母の喜びようときたら...。表に出さなかっただけで、密かに跡継ぎを待望していたようです。『長男の嫁』を実感し、背筋がゾッとしました...」
■「やっぱり内孫よね~」男の子の誕生にはしゃぐ義母...
主人に一番最初に伝え、義母は出かけていたので主人からメールを送ってもらうことにしました。
主人「赤ちゃんはどうやら男の子のようです」
義母「そう! それはよかった! ●●さん(私の名前)、お見事、お見事!」
そのメールを見たとき、今までとは違う何かを感じた私。
男の子だから「よかった」? さらに普段義母が「お見事」といった言葉を使ったことがなかったので、(あれ? もしかして男の子がよかったの?)と思ったのです。
ただ、義母が帰ってきてから直接性別について話をしましたが、特に男の子だから嬉しいといったセリフもなかったので、このときは気のせいだと思うことにしました。
そして数週間後の次の検診時、やはり男の子との診断は変わらず性別が確定しました。
そこで夫から再度義母へメールをしてもらいました。
主人「やはり男の子のようですよ。確定っぽいです」
義母「●●さん(私の名前)、よくやりました。ご立派! ご立派! これで△△(我が家の名字)家ももう安心」
この返信にびっくりしました。
これまで義母は表に出さなかっただけで、家を継ぐ男の子を待ち望んでいたのです。
サーッと血の気が引くような、背筋が凍るような......。
「長男の嫁」の重大さを実感した瞬間でした。
その後、めでたく長男が誕生しました。
すでに義姉には子どもがいて、しかも男の子が先に産まれていたのですが、「やっぱり、内孫よね~」とガラケーでパシャパシャ写真や動画を撮りまくる義母。
あえてまだ何も触れてはきませんが、次はこの長男に家を継ぐといった問題が降ってくるのだろうなと思いながら、心の準備をしております。
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