「義両親との同居話が持ち上がり、二世帯住宅を新築することになりました。私は、平穏な生活を最優先し、『完全』二世帯住宅を希望。工務店との打ち合わせにも毎回出席し、納得いく間取りになったと、満足していたのですが...。あり得ないことが起こったのです!」
■次男夫婦の私たちにとって想定外だった同居
主人は次男です。
結婚を考えたときは、義両親は長男一家と同居することに決定していました。
ですので、普段から反りがあわない義両親との同居が決まったことは、私にとって青天の霹靂としか思えない出来事でした。
主人の実家近くに住んでいた義兄一家が東京に転勤になり、定年まで東京住まいになることになったのが、私達との同居のきっかけでした。
私達家族は、結婚後義両親が経営しているアパートを借りて暮らしていましたが、そのアパートは老朽化してきており、また場所が悪いこともあって新規入居者もなく、経営を維持するのが難しくなってきていたようです。
それで、アパートを取り壊し、同じく老朽化していた義両親の持ち家を、私達家族との二世帯住宅に立て直す話が持ち上がってしまったのです。
平穏な生活をこの先も維持できるように、様々な二世帯住宅の間取りを検討しました。
そして私達家族は外階段を使っての二階住まい、義両親は一階住まい、キッチンやお風呂、トイレは両方につけ、玄関が別の、顔を合わせなくても住む完全二世帯住宅にすることにしました。
工務店との打ち合わせには私達も毎回同席し、納得のいく間取りになったことに、すっかり安心しきっていました。
ですが、とんでもないことが起こっていたのです。
工事が始まり、木材が組み立てられていく工程で、「あるもの」が見当たらないことに気付きました。
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