「お酒の問題で母に愛想を尽かされ一人暮らしの父の介護問題。兄夫婦も介護を手伝ってくれますが、娘の私の負担が大きく、家庭と介護の両立に悩むことも増えてきました。しかし、冷静になって立ち止まってみたら、見えてきたことがあったのです」
■家庭と介護の両立に悩む私を心配してくれる家族
そして、そうした私の状態が「家族にも悪影響を与えている」と思うことが多くなってきたのです。
現在大学生の長女は就職活動の真っ最中で、将来の相談にのってあげたい時期。
小学3年生息子にも、まだまだたくさん手を掛けてあげたいと思っています。
ですが、父の介護もあるため、なかなか時間が割けません。
夫は協力的で相談にのってくれますが、最近の情緒不安定な私に、不安を覚えているようです。
そこで冷静になって立ち止まり考えることにしました。
今自分にとって一番大切なものはなにか。
それは家族です。
家族にストレスを与えてしまうことは本望ではありません。
ママが大変だからと、子ども達も気丈にふるまってくれているのは分かるし、夫も気をつかってくれてます。
私がやらなければいけないことは、おろおろするのではなく、今の自分に何ができて何ができないのかを見極めること。
体は一つしかない。だから出来ることをやってゆくしかない――。
そう気づきました。
現在は介護認定がおりたので、デイサービスやヘルパーを利用させてもらえる機会が増えてきました。
これからはケアマネージャーさんと連絡を取りあい、できることはお任せしたいと思っています。
ただ、父が感じているだろう寂しさや孤独感を埋めてあげたいという気持ちも常にあり、時折胸が苦しくなります。
それでも、今置かれている自分の状況を見極めて、試行錯誤しながらやっていくつもりです。
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