夫と私の関係は「先生と生徒」。会話は理詰め、愚痴も言えない。別居を選んだ数年後に...

「現在53歳の私は、24歳の時に、8歳年上の彼と結婚しました。彼は仕事のできる人で、順序を考えて説明しないと注意されましたものです。年齢差もあり、私たちの関係は『上司と部下』のよう...。ただ話を聞いて欲しいだけなのに、いつしか孤独を感じるようになっていました」

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■結婚したのに私は孤独になりました

私は1度目の結婚を24歳のときにしました。

彼が8つ年上だったこともあり、結婚当初は私が教えを乞う生徒のような関係になっていました。

彼は仕事ができる人だったのですが、結婚生活もまるで上司と暮らしているようだと感じることもありました。

彼に何か意見を言うときには、なぜそう思ったか、現状はどうか、そしてその結果どうしたいのか、説明しなさいと言われていたのです。

そのため感情的な話はできず、不満があるときもそれに乗っ取って説明しなければ理解を得られません。

自分のなかで、もやもやすることがあってそれを訴えたいのに、自分でなぜもやもやするのかを考え理由を見つけ出して現状把握し、改善点を見つける......みたいなことになってしまいます。

結果的によくよく考えて話すようにしていたら、何か問題が起こってから彼に伝える前にだいたい1週間くらいの時間が経過しています。

そうするとまた「今さらそのこと」という感じになるのです。

私は、人間なんでも理詰めで進むわけはないと思っています。

私が会社や友人関係の愚痴をいうこともありました。

私はただ聴いてほしいだけだったのです。

ですが、彼に話すときっちりどうするのがよいかという答えが返ってきます。

正しいことは何かなんて、私だってわかっているのです。

わかっているけどできない、そんな葛藤があることに理解が欲しいだけなのです。

そんな聞いて欲しい気持ちが満たされないので、私は家で愚痴を言わなくなりました。

彼も会社でのことは家庭では話しません。

私に言ってもしかたないと思っていたのでしょう。

私はどんなことでも、ささいなことでも、会話をしたかったのに、すれちがっていました。

結婚したのに私は孤独になりました。

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