「30歳の娘と二人暮らしでしたが、父が亡くなったこともあり、昨年、以前からそりが合わなかった75歳の母と同居を始めました。三世代同居がこんなに疲れるとは...。2人の間で板挟みの私は、毎日ヘトヘトです。」
■中学生の頃から「祖母嫌い」だった娘
娘が小6の時に私は離婚、母子家庭となりました。
そして娘は中学で不登校になり、今も一緒に暮らしています。
そんな娘に私は、母と一緒に食事をした後など、母の愚痴をこぼすことがありました。
私は、母の世話好きなところやせっかちなところが苦手だったのです。
それを聞いていたためか、娘は昔から祖母である私の母を「鬱陶しい」などと言って拒絶することが多くありました。
娘が二十歳になるまで親から援助してもらい二人で暮らして来たのですが、やはり時々会って食事をしたりする時も、娘は母の前でニコリともしませんでした。
一方母は、我が家を訪れると直ぐに娘の部屋へ行き、本を読んだりゲームをしたりする娘に自分から声かけ。
これを娘は疎ましく感じていたのだと思います。
私は母に「小さな子どもじゃないんだから無理に会話しようと思わなくていいよ」とそっとしておいてくれるよう頼んだり、娘にも「ばあちゃんは元気にしているか心配でか掛けてくれるんだから、返事くらいしたほうがいいよ」と言い、関係がよくなるよう願っていました。
母は自分のしていることに問題があるなどと思っていません。
昔から理髪師をしているので、コミュニケーションをとるのは得意だと自信を持っています。
実際にうまいのですが、どうしても自分のしていることが正しい、自分の勧めるものが一番良いという押しの強い部分があるのです。
それが娘にはしつこいと思えたり、自分の意見を無視していると感じたりしてしまうようです。
この二人が一つ屋根の下で暮らすと思うと憂鬱で、私は親からの同居の誘いを拒み続けてきました。
でも、父が亡くなり母が一人で暮らすことになると、周りからも同居をするべきだという圧力が......。
娘はどうしても嫌だと言い、それなら一人暮らしをするとまで言っていましたが、収入もなく働く勇気もないため、私についてくるしかありませんでした。
同居を始める前、父が亡くなってすぐ母と娘はぶつかりました。
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