「保険はききません」事故を起こしても運転をやめない「認知症疑い」の父。専門家の話にゾッ!<前編>

「私(男性)の父のことで困っています。最近認知症が疑われる言動が目立ってきた76歳の父。先日、とうとう運転中に事故を起こしてしまいました。それでも、自分の非を認めず話になりません。そこで、母に、父を病院へ父を連れて行くこと提案したのですが...」

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■「蛇口の締め方がわからない」認知症の自覚がない父

現在、私の父は76歳。70歳を過ぎたあたりから認知症の症状が見え隠れしだしました。

ある日、水道の蛇口の締め方がわからなくなったと右往左往して、私に締め方を聞きに来たことがありました。

人の名前を忘れたりするようなただの物忘れにしてはおかしいと思った私。

インターネットでそのような症状を検索した結果、認知症ではないかと疑うようになりました。

そしてちょうどそのころから、ふとしたとき、父の運転が荒っぽく感じるようになりました。

よくよく注意しながら見ていると、そわそわして脇見をしたり、やたら加速をつけた発車、そしてブレーキが遅すぎる気がするのです。

さらに母から、ドアミラーをぶつけても気づかずにいると聞かされて、不安は増すばかり。

そうしていたところ、案の定72歳の頃に、一時不停止と左右確認不足で事故を起こしました。

しかし、自分はしっかり停車したし左右も確認した、相手が突っ込んできたの一点張り。

事故現場はちょうどT字路から出るところで、一時停止の道路標識がある場所。

なので話を聞かなくても父が悪いのは必至です。

にもかかわらず、父は家に帰ってきてからもあくまで相手が悪く、対応が悪い若者だったと一人で立腹する始末。

どんなに私が状況を説明しても譲りません。

それどころか、自分はおまえよりベテランで運転がうまいのになにを言う、と悪態をつく有様。これでは話になりません。

ここで私は蛇口の件も含めて母親に相談し、病院で認知症かどうか確認しようと訴えました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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