私だけの在宅介護は限界...骨折で入退院を繰り返す母が、デイサービスに通うようになるまで<前編>

「来年還暦を迎える私は、田舎で母と2人暮らし。母は、骨粗しょう症とアルツハイマー型認知症を患っているため、在宅介護をしています。骨折を繰り返す母の介護に限界を感じ、デイサービスを利用することになったのですが、母も私も不安がいっぱいでした」

私だけの在宅介護は限界...骨折で入退院を繰り返す母が、デイサービスに通うようになるまで<前編> 12.jpg

■母の在宅介護で私まで引きこもりに...

私は、母と2人暮らしをしています。

周りは山に囲まれ、バスが1日に数本通るくらいののどかな田舎です。

家の周りにある畑や田んぼで野菜や米をつくり、春には山で山菜を収穫し、自給自足の生活をしていました。

母は、骨粗しょう症を患っています。

そして85歳のときにアルツハイマー型認知症を患い、在宅介護生活が始まりました。

ただ、もともと働き者の母はじっとしていることが全くできず、少し目を離すと家事や片付け、部屋の模様替えなど重労働を平気な顔でしてしまいます。

そのため、骨折を繰り返すことが増え、多いときには1カ月に2箇所も骨折してしまうこともあり、入退院の繰り返しでした。

そんな母の骨折を懸念し、私自身も母と一緒に家に引きこもることが多くなってしまいました。

でも、このまま人との関わりが少なくなってしまうのもどうかと考え、デイサービスのショートステイを利用することにしたのです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP