「会社員の夫、2人の小学生の子どもがいます。離れて暮らす義両親の趣味は旅行。先日『旅行代金を援助して欲しい』と言われたんです。でも、待ってください。貯金も十分あり、今は悠々自適な生活を送っているのでは...? そこにはある理由があったようです」
■「あそこの息子さん、旅行をプレゼントしてくれたんだって」
遠方に住む義父(74歳)と義母(70歳)。ふたりは共働きでしたが定年退職し、今は年金生活をしています。
ふたりともフルタイムかつ高収入だったそうなので、はっきりとした金額はわかりませんが、夫が一人働いている我が家と同じか、それ以上のたくわえはあるようです。
そんな義両親の趣味は「海外旅行」。
在職中はよくヨーロッパへ10日間前後の個人旅行に行っていました。
ただ退職後は、海外旅行が2年に1回ほどに。どうもそれが不満のようで、先日帰省した際、義両親から「自分たちはいつ海外にいけなくなるかわからない。いけるうちにいきたいから、旅行代を援助して欲しい」と言われてしまいました。
急にどうしたのだろうと思って聞いてみると、先日、近所に住む同年代のご夫婦から「息子の援助でエジプト旅行をした」と聞いたそうなのです。それがとても羨ましいようでした。
義両親の気持ちもわかりますし、むしろ言いづらいことを言わせてしまった、とも思います。
旅行代を差し上げられればよかったのでしょう。お金があれば......。
義両親はいろいろな事情をわかってくれていないんだと感じます。
そのご近所の方の息子さんは独身貴族です。
一方我が家は私が専業主婦の上に、小学生の息子2人がいて、塾代など受験に向けた費用がこれからどんどんかかるので余裕はゼロです。
むしろいやらしいですが子どもの教育費を援助いただけたらどんなに嬉しいか......と思っていたくらいでした(口には出していません)。
ですので、子どもの教育費があるので、とやんわりお断わりしたのですが...。
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