ローンの返済から就職まで...「長男だから」と40年間も両親に人生を支配された夫<後編>

「『長男』という理由で人生を両親に縛られて、自由を感じたことがなかったという夫。両親の意見に反論しようものなら、『お前なんて生まなきゃよかった』と言わたそうです。いくつになっても、親は子どもを思うものではないのでしょうか? 夫がかわいそうです」

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■いつまで親の呪縛は続くのか...

「支払いができなくなった、お金を出してくれ」と言うのです。

アパートにいるんだから無理だよと返事をすると、「長男のくせに親がどうなってもいいのか!」と怒鳴られたそうです。

これが主人に響いてしまったようで、主人は少々古くなってきた実家を「残りのローンも引き受けるけど、今の家は大きすぎるので小さな家に建替え後か、2世帯にリフォーム後に同居」と提案しました。

これを義両親は拒否。

なぜなら家の名義が主人だけになり義父の名義ではなくなるため嫌だという理由でした。

そして「夫婦で働いてるんだろ? お金だけ出してくれ!」と実家に戻ることは断られてしまったのです。

生まれてから自由にならなかった約40年、ローンを払い続けた約20年、なんだったのでしょう。

家を建てた時点で義両親にはほとんど貯蓄もなく、長男に頼り切りだった生活だったのに事あるごとに主人ともめ、時には

「おまえなんか生まなければよかった」ということもあったようです。

親とはなんなのでしょうか?

子どもは親の面倒を見るためにいるのでしょうか?

どうして子どもたちみんなで親のことを考えてはだめなのでしょうか?

長男と次男と娘は何が違うのでしょうか?

いくつになったって親は子どものことを思っているものではないのでしょうか?

年老いていくのならば子どもには迷惑かけないようにしようと思わないのでしょうか?

主人がかわいそうでなりません。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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