「40代の主婦です。晩婚だった私たちは夫の実家で新婚生活をスタートしました。そこで知ったのですが、夫がローンから家族の生活費まで負担していたことがわかったのです」
■結婚を機に夫の収入をあてに出来なくなった両親は...
晩婚だった私たち。
結婚を申し込まれたときに「実家は俺がローンを払っているからアパートで新婚生活っていうわけにはいかないけど、大変なことがあったら二人で解決していこうね」と、やさしく言った主人。
長男のところに嫁に行くのだからと同居を承諾し、新婚生活が始まりました。
生活がはじまって知ったのですが、毎月のローン、固定資産税、家族5人分の食費は主人の給与から出ていました。
光熱費は義両親が払ってくれていますが、親の口座から引き落とされているというだけで、足りなくなればお金を請求されます。
昔からこんな感じなの?と聞いてみると長男なのだからと育てられたため、ローンの支払いをすることになったときもそういうものだと深く考えなかったとのこと。
お風呂やキッチンのリフォームも主人がお金を出し、親にいわれるがままだったようです。
いつかは自分のものになるという思いも主人にはあったのだと思います。
そして、結婚した息子(主人)のお金が自由に使えなくなったことで、義両親とは度重なるもめ事がおこり、ついに義母から「出てけ」と言われ同居を解消することになりました。
心配する私に「出てけって言ったのは親だから、ローンは親にお願いして俺たちはアパートで楽しく暮らせばいいんだよ」と冷静に言ってくれた夫。
でも現実問題、年金暮らしの義両親が10万円のローンや食費など払えるわけがありません。
帰ってこいと言われるのでは!?と私はびくびくしながらも、二人で楽しく暮らしていました。
主人はそれまで実家の遠くに就職することも許されず、実家から通える範囲の転勤がない職場に勤め、ローンで縛られて家を出ることもできない環境でした。
長男だから仕方ないとあきらめていたようですが、このアパートには、「こんな自由で楽しい生活があるんだね」と目をうるませていました。
ですが数年後、突然義両親から連絡がありました。
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