「高校2年生の息子。そろそろ大学受験を真剣に考える時期になりました。高校受験の時には『学歴至上主義』の義母から、心ない言葉を投げかけられたことは今でも忘れられません。大学受験では苦い経験を繰り返さないよう、親としてある決心をしました」
■高校受験前に息子に説教した義母。大学受験では...
「少しでも上へという考えはないの? 向上心がないと、これから社会でやっていけないわよ」
でも、志望校は親子でよく考えて、息子の意思を尊重し、受験を決めた学校です。
なにより、試験が迫った大切な時期に「向上心がない」という心無い言葉を浴びるとは...思いもしませんでした。
そして、何よりこの時の息子は、義母の言葉にすっかり自信をなくしてしまったように見えました。
かくいう私も、凄まじい義母の勢いに押され、何も言えなかったのです...。
義実家は跡継ぎを必要とする家業があるわけではないので、息子の学歴をとやかく言われる筋合いはありません。
あの時、息子を全力で守ってあげられなかった自分を情けなく思い反省しています。
けれど、そんな体験を経たからか、今では息子もかなり精神的にタフになりました。
「あの時のおばあちゃん、凄かったよね。大学受験の時も口出ししてくるんだろうな」
そう言って、笑っています。
けれど、親としてはあの苦い経験を繰り返したくありません。
しっかり息子のやりたいことを...大学でどんなことを学び、どう生かしていきたいのかを、きちんと理解しようと思っています。
そして、もし義母に何か言われたら、希望する大学のOBがどのような職に就き、どんな活躍をしているか、息子がどんな思いで志望大学を決めたかきちんと話すつもりです。
本当に孫のことを大事に思ってくれるなら、理解してくれるはずですよね。
希望の大学に入れたとしても、紆余曲折あると思いますし、もしかしたら、浪人するかもしれません。
「少しでも偏差値の高い学校へ」という気持ちもわからなくはありませんが、息子の人生は息子のものです。
義母にも理解をしてもらえるよう努力して、家族で応援してあげられたらと思っています。
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