「義母がサプライズで、贈り物をしてくれるのですが、趣味が全く合わず、ありがた迷惑状態...。本人は満足しているようで、困っています。どうしたらいいでしょうか」
■「遠慮しなくていいのよ」と言うけれど...
あ、気に入らないんだな、と直感しました。ランドセルは光沢のあるショッキングピンクだったのです。
娘とは買い物ついでにランドセル売り場を眺めた時にこんな色がいいな、あんな色がいいなと何度も話していました。
6年間使うものだし、本人の気に入るのにしてやろう、と考えていました。
その娘に「おばあちゃんにありがとうって電話しようね」と促すのは複雑な気分でした。
机はわたしたち夫婦の趣味とはかけはなれたクラシカルで重厚なデザイン。
高価なものであることはわかりますが、なんとも言いようのない気持ちになり、夫ともため息しか出ませんでした。
娘には「良かったねえ、すごくいい机だねえ」と声掛けし、娘も幼いなりに気を遣ってか、思いを飲み込んで納得しようとしている様子でした。
電話口の義母はわたしたちがこのサプライズを心から喜んでいると疑いもしていない様子でした。
夫は「いらないって言ったのに」と軽く不満を口にしたものの、「遠慮しなくていいのよ〜。小学校に上がるのに机くらい欲しいよねえ」とまるでわたしたちが経済的に買うのを控えたと思っているようでした。
そして、一生懸命にありがとう、嬉しいと義母に伝えている娘がなんだか不憫になったものです。
しかも、この後も義母のありがた迷惑なサプライズはたびたび続くことになり、何度も嫌な思いをしています。
そのせいで、夫とも義母をめぐる不満による言い争いが絶えません。
「ありがた迷惑」ということを義母がわかってくれる日はくるのでしょうか......。
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