「義実家の近所に住み友人のA子。孫を欲しがる義父母からのプレッシャーに耐え、なかなか妊娠できないことに悩んでいました。そんな中、旦那さんの浮気が発覚して...」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?
調査によって、A子の夫が3週間のあいだに頻繁に同じ女性と会っていることが分かりました。
食事をする姿などが収められていて、決定的だったのは、A子の夫と浮気相手がラブホテルに入って行く姿がしっかりと映っていたことでした。
その女性は、夫の職場の同僚だったそうです。
A子は日頃から夫に対して強気でした。
「浮気でもなんでもしてみればいい」
「この人に浮気なんてできるわけがない」
「浮気されたって私は何ともない」
「浮気? どうぞ、どうぞ!」
なんて夫に言っていたそうですが、本当に浮気していたことを知ったA子は相当なダメージを受けたようでした。
当然だと思います。
でも、A子は離婚はしたくない、もう一度やり直すと夫を許したのです。
私は2人がまたやり直すことにしたと聞いて、「夫婦げんかは犬も食わない」とはよく言ったものだなと安心しました。
しかし、3カ月ほどたってA子から「夫から、やっぱりもうダメだ。離婚したいと言われた」と連絡がありました。
A子はしばらく夫のことを諦められなかったようですが、彼の決心が固くて離婚は避けられないと感じると、離婚をする前に夫と浮気相手を訴えました。
判決まで半年ほどかかり、裁判中、A子は義実家の敷地内にある自宅には住むことができなくなり、私もA子のアパート探しや引っ越しなどを手伝いました。
また、A子のために弁護士事務所や裁判所にも付き添いました。
この騒動が起こる数年前、将来何かのためにと冗談半分で私が撮ったA子の腕の青あざの写真があったのですが、これはA子が夫婦げんかをしたときにできた痕で、裁判でも有効だったようです。
当初、不倫相手の女性はA子の夫と特別な関係だったとは頑なに認めませんでした。
裁判長の「では、どうしてホテルに行ったのですか?」という質問に対する答えはとても印象的でした。
「2人だけになれる空間が欲しかっただけで、何もやましいことはありません」
どう考えても、そんな言い訳が裁判で通るはずないですよね。
最終的に夫の不貞行為が認められ、浮気相手の女性は慰謝料の支払い判決を受け、A子と夫の離婚もなんとか成立したそうです。
漫画:すずはる/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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