「私の母は、無神経な一言で相手の感情を逆なですることがよくありました。娘の私にも同様で、30代半ばで我が子を授かったとき、許せないことを言われました」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?
夫婦で妊活中だった頃の話です。
私たち夫婦は同い年で、30代半ばで結婚し、私は約半年後に妊娠しました。
しかし、初期流産してしまったため、生まれてくるはずの子に会うことはできなかったのです。
夫婦で落ち込んだものの、すぐに妊活を再開。
それから間もなくして再度妊娠が分かり、私たちは喜び合いました。
もちろん、母(当時60代後半)にも報告。
最初は「え?」という感じでしたが、すぐに「良かったね〜」と笑ってくれてホッとしました。
しかし次の瞬間...母はとんでもないことを口走ったのです。
「前のようなヘマはもうしないようにね」
最初は何を言われたのかピンときませんでしたが、帰宅してから猛烈な怒りに駆られ、夫にその想いをぶつけました。
夫も母の発言に引っかかりはあったものの、私が何も言わなかったので黙っていたようです。
初めての妊娠が初期流産で終わってしまい、それが「ヘマ」の一言で片付けられたのが何とも悔しくて悲しくて仕方がありませんでした。
母自身も流産の経験があると聞いていただけに、あの発言は信じられません。
「お義母さんは歳を取って、昔自分が経験したつらい記憶はだんだんと遠のいていってるんだよ。だから悪気は全然ないと思うよ。何よりも孫の誕生を喜んでくれているんだから、許してやろうよ...」
夫はそう言って私を諭しました。
私は納得できませんでしたが、母を許すことにしました。
漫画:にーや/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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