「義母は我が家から車で1時間ほどの場所で一人暮らししています。去年の年末、帰省する前に、義母から『正月は1人で静かに過ごしたい』というLINEが...とはいえ、帰らないわけにもいかないなと思って帰省したのですが、そこには信じられない光景が待ち受けていたんです」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?
義母宅に到着して目を疑いました。
大きなテーブルには、これでもかと言わんばかりの刺身の盛り合わせと何本もの巻き寿司。
さらに、「かなり前に予約して買ったでしょ!」と言いたくなる豪華5段重のおせちが鎮座していたのです。
「何もしないとは?」 と問いただしたくなる光景でした。
これはサプライズなのか嫌がらせなのか?
私が(一応)苦労して作った数の子や煮物は霞んで見え、奮発して買った刺身や寿司はさてどうしたものかと、頭がクラクラしました。
「おばあちゃん、何もしないって言ってたじゃない、だからいっぱい買って来たのに」
「何もしないって言ったって、せっかく来てくれるのにこれくらいするのは当然じゃない」
子どもたちの文句にしたり顔で答える義母を見ると、何も言えませんでした。
そう言えば義母は、結婚以来、何かにつけこんなだったなと改めて思い出しました。
「何もしなくていいから」と言って我が家に来ては、昼も夜も食べて帰る人でした。
そうだった、この人の言うことを額面通りに受け取ってはいけなかったんだ、と正月早々敗北感を感じたのでした。
せめてもの仕返し(恩返し)に大量に余った食材は「正月明けにゆっくり調理して食べてね」と置いて帰りましたが、気持ちは通じたでしょうか。
漫画:にーや/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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