<この体験記を書いた人>
ペンネーム:yumekafu
性別:女性
年齢:64
プロフィール:両親の介護のため、公務員の仕事を途中退職し、現在カウンセリング&ヒーリングの仕事を楽しんでいます。
6歳下の従妹(現在58歳)がいます。
36年前、従妹が22歳のときに同級生のT男さん(当時22歳)と結婚してから、この夫婦に振り回されてばかりです。
「帰りが遅いと問い詰められるし、男の人と話をするだけで責められるし、もう大変!」
最初に従妹が訴えてきたのはT男さんの嫉妬深さ。
それからもときどきT男さんと何かしらあり、されたこと、それにまつわる悩みを聞くたびに「私には我慢できないなあ」と、半分あきれていました。
8年前、そんな従妹夫婦が50歳のときに大事件が起きました。
T男さんの浮気が発覚したのです。
「あの人が浮気しているの。私が少しでも責めると逆切れして、大声で怒鳴るのよ。それで逃げ出してきた」
我が家に駆け込んできた従妹が泣きながら訴えます。
それから、何かあるたびに従妹から相談を受けるようになりました。
私はT男さんの態度に腹が立って、従妹に言いました。
「もう子どもたちも自立しているし、我慢することないよ」
正直、もう離婚してほしかったのですが、従妹は踏み切れないようです。
「あの人あれで優しいし、私はあの人が運命の人だと思っているから」
従妹はT男さんが大好きで、不満はあっても尽くしてきました。
とにかく、T男さんが浮気相手と別れてくれるのを待ち続けた従妹。
その思いは通じて4年後、T男さんと浮気相手は別れました。
従妹もやっと地獄のような日々から解放され、2人の穏やかな生活も戻りつつありました。
ところがその1年後、さらなる事件が起きたのです。
T男さん(当時55歳)の浮気相手が持病をこじらせて亡くなったのです。
T男さんとその女性は以前に別れていたのですが、T男さんは自分を責めて悩んでしまい、そのことで従妹(当時55歳)に助けを求めたそう。
従妹は聞きたくもないその女性のことや2人の関係、T男さんの後悔を何度も聞かされることになってしまいました。
「あの人は自分のせいだと言って、私の前で大泣きするのよ。私は浮気相手のことで悲しむ夫を慰めているのよ。変なことを言おうものなら、『君は僕のことを理解してくれないのか』と逆に責められるの。これっておかしいよね」
「おかしいおかしい! あきれてものが言えない! 全部自分がまいた種でしょう。自分で解決しなさいよ!」
「でも、あの人が落ち込んでいる姿を見ると放っておけなくて」
それを聞いた正直な気持ちは「は?」です。
「あなたはT男さんの妻なのよ! 母親じゃないの。もう早く別れてスッキリしてしまいなさい!」
いよいよ無理だと思って離婚を勧めたこともありましたが、従妹は別れる気は全くないらしく、T男さんを慰め続けていました。
従姉の気持ちが通じたのか、T男さんもさすがに反省して従妹に優しくなり、2人の関係も最近では落ち着きを見せ、従妹が私のところに駆け込んでくることもなくなりました。
そのまま穏やかに過ごしてほしいのですが、従妹のことだからそうはいかなそうです。
そんな2人にモヤモヤしながら、でも従妹がT男さんと幸せであるように願っている私です。
夫婦の関係って本当にいろいろですね。
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