うつ病に苦しむ再婚したパートナー。どう向き合えばいいのか悩む日々...

ペンネーム:らん
性別:女性
年齢:52歳

事実婚のパートナーとの共同生活5年目です。シングルマザーで子ども2人を10年育てた後に、今の彼との共同生活をスタートさせました。

※ 毎日が発見ネットに掲載された体験記を再構成してお届けします。

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彼も私もバツイチ同士。

彼には子どもはいなくて、私には子どもが2人いました。

彼はやさしい性格で、私の子どもたちにも良くしてくれ、子どもたちも彼のことを好いていました。

共同生活を始めると決めたとき、もう小学校高学年になっていた子どもたちは、「一緒に暮らすのは構わないよ」くらいの気軽なスタンスでした。

彼と一緒に暮らすにあたり、誤算が一つありました。

それは彼のメンタルの問題です。

彼は前の奥さんと別れた時に、うつになって仕事を休職していたことがありました。

それは聞いていたのですが、その後は治って仕事もしているのだから、あまり問題はないのだろうと気にしていませんでした。

しかし、一緒に暮らしてしばらくした頃、彼のうつがまたやってきました。

もともと体が弱くて無理がきかないタイプだったということもあるのでしょうが、仕事が少しうまくいかなくなったのをきっかけに、ずるずると心の状態も悪くなりました。

彼のうつ病が再発したと聞いたとき、「配慮してあげないといけない」という気持ちもありつつ、無給(休職手当もでないような職場でした)になった彼の分まで生活費から子どもたちの学費まで私が稼がないといけなくなり、仕事に追われる日々となりました。

自分も忙しく精神的にもギリギリになってしまう中で、正直「大人なんだから、自分のケアくらいは自分でどうにかしてほしい」という気持ちがあったのは確かです。

そんな私の態度が、彼のうつの症状をひどくしてしまったのかもしれません。

薬を大量に飲んで病院に搬送されたり、少し話がこじれると「僕なんかいない方がいい」と言って自殺しようとしたりしました。

それでも、私が仕事をしないと生活できないので、毎日彼を見張っているわけにもいきません。

関東近郊に住む彼の両親にも事情を説明し相談しましたが、「息子は東京で仕事を続けたいと言っているから」と実家でしばらく休ませてもらうこともできませんでした。

家族がうつになった時、一人で抱えてはいけないといわれます。

理屈では分かりますし、実際に「周りに助けを求めて」「抱え込まないで」といろいろな人に言われました。

だけど本当にその状況になったら、誰に助けを求めればいいのか、私には分からなかったのです。

そうして忙しさに身を任せているうちに年月だけが経過してしまいました。

子どもたちはすくすくと成長し、あと少しで自立する予定です。

学費を稼ぐ必要がなくなったら働く時間を減らせるので、少しは彼に向き合えるようになるのかもしれません。

時間に余裕ができたら、うつ病をわずらう家族を抱えて暮らす人はたくさんいらっしゃるはずだから、当事者の話を聞くような会にも参加したいなと思います。

うつ状態の彼に自分まで引っ張られないように明るく振る舞うのも、けっこう疲れるもの。

自分の中のエネルギーが枯渇しないように、趣味を楽しんだり体を動かしたりする時間も作って、気分転換をしながら乗り切りたいと思っています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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