「蜘蛛の巣がある!」と、部屋にありもしないものに怯える91歳の祖父。ショックだった幻覚症状

ペンネーム:こぼ
性別:女
年齢:31
プロフィール:私の実家には91歳の認知症を患う祖父がいます。他県に嫁に行ったため実家へは2カ月に1度程の帰省ですが、嫁入り先と実家と、5カ月になる息子の子育てと様々な問題に現在奮闘中です。

※ 毎日が発見ネットに掲載された体験記を再構成してお届けします。

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私の祖父は現在91歳。

そして、アルツハイマー型認知症を患っています。

しかし、見た目は認知症を患っているとも91歳であるとも思えないくらいの元気なおじいちゃんです。

お肌も張りがあって、天気が良い日には畑もいじるし、よく自転車でコンビニまで買い物にもでかけます。

健康面での心配はないのですが、そこはやっぱり認知症。

症状が進行するにつれて色々と問題が出てきました。

認知症と診断がついたのは8年程前になるでしょうか。

どんな症状でおや? と思ったのかは定かではありませんが、現在は近所にある総合病院で定期的に診察を受けています。

症状に合わせて処方内容が変わったり、薬の量に変化をつけたりして対応しています。

薬のおかげで祖父は概ね快適にすごしていると思います。

ただし、一つ大きく注意している事、それは風邪です。

以前、祖父が風邪をひいた時、かかりつけの個人病院で風邪薬を処方して頂きました。

きちんと認知症の薬との飲み合わせも確認してもらったのですが、なんと幻覚症状が出たのです。

その時の様子は私も間近で見ていたのですが背筋が凍る思いをしました。

突如奥の部屋から「おおーい!」と祖父の大きな声がしたので急いで行ってみると、祖父が恐ろしい形相をしながら、床や天井に手を伸ばし何かをつかんだり払ったりする素振りをしています。

「どうしたの?」とドキドキしながら聞いてみると、「蜘蛛の巣がある! 蜘蛛の巣がある!」と叫びます。

私には何も見えません。

「見えないのか! お前には見えないのか!」冗談ではない、本当に祖父には蜘蛛の巣が見えているんだと思いました。

なんとか平然を装い「じいちゃん、私には見えないんだ。何にもないんだ。たぶん大丈夫だよ」と伝えました。

それでも蜘蛛の巣を払う行動をやめない祖父に、母も私と同じように対応し、30分ほどなだめ続けました。

すると、幻覚が消えたのかは定かではありませんでしたが、ベッドに横になれるくらいには落ち着きました。

翌日、認知症を診てもらっている総合病院にかかり、薬を止めるよう指示があったと記憶しています。

あの時は幻覚という症状を目の当たりにして本当に恐ろしかったです。

現在も薬によるものなのかはわかりませんが、風邪をひくと幻覚症状が出るらしく、祖父だけは風邪をひかせないよう、母や父は心を配っているようです。

私は嫁に行ってしまってなかなか手伝えませんが、大好きな祖父が心穏やかに日々を過ごせればと願っています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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