「二者択一の魅力からバイナリーオプションにハマってしまった私。これがすべてのミスだったと思います。ギャンブル依存症になる人の気持ちが分かった体験です」

■刺激がクセになるバイナリーオプションの沼
しかし、これが落とし穴でした。
私は運が悪いのか、バイナリーオプションをことごとくハズしまくったのです。
「ただ上がるか下がるかを予想すればいいだけなのに、何で!?」
パニックになって頭を抱えても事態は好転するはずもありません。
「今度こそ」と、米ドル/円、ユーロ/円など複数通貨ペアで挑戦するなどし、気付けば1日に1,000円近くを失うこともありました。
メインのFXは取引額が少ないため、レバレッジを活用しても1日に出る利益はよくて数百円程度、もちろんマイナスのときもあります。
それがバイナリーオプションを始めてから、毎日がマイナスの連続になりました。
取引額が少ないため損失も少額とはいえ、毎日マイナスが続くとさすがにストレスが溜まりました。
趣味で楽しんでいたはずなのに、楽しめなくなり...そしてあるときふと、気付きました。
二者択一は『決して簡単ではない』と。
考えてみれば二者択一の勝率は5割です。
私にとってはこの数字はハードルが高かったのです。
実は私、USBメモリやスマホの充電ケーブルですら、差す方向をよく間違えます。
もともと二者択一に弱いタイプだったのです。
FX取引は1年ほどでやめましたが、バイナリーオプションに手を出したせいで、総合的にマイナスだったと思います。
このまま続けていたらドロ沼にハマっていたかもしれません。
ほんの少しだけですが、ギャンブル依存症になる人の気持ちが分かった体験でした。
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