「だめだったらやめればいいんだよ」で始まった結婚生活。8年で離婚した私が痛感したこと<後編>

「24歳で深く考えず結婚した私。しばらく仕事と家事の両立を頑張っていたのですが、専業主婦になることを選びました。しかし、仕事の忙しい夫との生活はすれ違うばかり。次第に私は『結婚ってなに?』と疑問を抱くようになりました。別居など試みましたが、結局、離婚に至った私たち。8年間の結婚生活で私が実感したこととは...」

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■仕事の忙しい夫との会話も減って...

私は部署が変わったばかりで残業が続き、家に仕事を持って帰ってきていました。

彼も休みで家にいました。

ですが昼時になって彼は仕事をしていた私に「昼ごはん何?」と聞いてきたのです。

なにか自分で作るとか、カップ麺を食べるとか、あるでしょう?と私は思いました。

仕事を続けることに協力してくれるはずだったよね?と。

でも、結婚したからにはいい奥さんになりたいと思う気持ちがあったので、心の中に不満を抱えながらも、私が家事をきちんとやれないのなら、仕事を辞めたほうがいいのではと考えるようになりました。

彼は正直どっちでもいいようでした。

自分が困らなければ。

いろいろ考えた結果、結婚して1年で私は正社員の仕事を辞めました。

私が決めたことですが、彼の間接的な希望だったと思います。

仕事を辞めて家事をがんばろうと思ったのですが、掃除洗濯、食事の支度など1日中家にいれば、あっという間に終わってしまいます。

子どもがいればまた違ったのかもしれません。

ただ一人家に閉じこもるようになって、彼が帰ってくるまで誰とも話をしない日々が始まりました。

しかも彼の帰宅は毎日、夜10時過ぎ。

ご飯を食べるとすぐ寝るという生活で会話もままなりません。

週末、彼は疲れていて昼過ぎまで寝ています。

そんな彼を起こしてまで、自分のレジャーに付き合わせることもできません。

そんな毎日を過ごす中、夫婦って?結婚している意味って?と考えるようになりました。

別居したり再度同居したりと試行錯誤しましたが、その結果離婚に至ったのは結婚から8年目でした。

「やめてもいい」そんな気持ちでスタートした結婚ですが、気楽にするものではないと、痛感しました。

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