余命1カ月半...大腸ガンと闘う母が「マンション買ってん」。残された時間は短いのに、なぜ?【漫画】

母がガンだと分かったのは、私の第一子が生まれた半年後でした。母はガンを受け入れ、自分らしく、今まで通りに暮らしていましたが、ある日「マンションを買った」と連絡があったのです。もう、時間は限られているのに、なぜ? そう思いましたが、そこには、母の深い愛情があったんです。

みなさんの実体験を漫画にした人気記事を、今回は再構成してお届けします。

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そんな母が亡くなる8カ月前に突然「マンション買ってん」と言って連絡をしてきました。

「え?」と私はびっくり。

前々から一戸建てを売り、マンションを購入したいと言ってはいましたが、あまりに突然で即決だったのが母らしいとは思いました。

母は家を大事にした人で、22年経った家が思いのほか高く売れたのは、母が大事にしてきたからだと不動産屋さんにも言われました。

戸建ての価値の下がった家を残して自分がいなくなったら子どもにいろいろ負担をかける、という思いが母にはあったようです。

自分のことだけ考えればいいのにそうはいかないのが母でした。


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主治医からの余命宣告を受けてから、毎日毎日泣きました。

最後まで希望を持たせたいという父の意向を主治医に告げ、余命のことは最後まで言いませんでした。

というより言えませんでした。

いつも何事にも前向きな母にそれを伝える勇気がなかったのです。

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次の朝、病院から連絡があり駆けつけたときには、もう話せる状態ではなく、引っ越しまであとひと月というところで、母は息を引き取りました。

母は病気のことを、ほとんど誰にも伝えていませんでした。

母が亡くなったことを近所にも伝えずに引っ越しの日を迎えました。

母は引っ越しのときに、ご近所へのお礼の品としてすでに用意していた注染(ちゅうせん)手ぬぐいと母の故郷で育った柿を配るといっていました、

私たちは母の故郷の柿を添えて、お世話になった方々にお礼と母のことを伝えまわりました。

特に仲良くしてくれた人は病気であることは全く気づかず、驚き、涙を流し、「でも、なんか、お母さんらしいお別れの仕方やわ」と言って泣いてくれました。

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漫画:なみき/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記

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