「42歳になる独身の一人娘が、長年勤めた会社を辞め、突然海外に移住したいと言い出しました。大学時代に海外ボランティアの経験もあり、もともと海外志向のある娘。移住のための準備を着々と進めていたようです。娘の夢は応援したい。でも、母親の本音は...」
■「今の仕事に魅力を感じない」という娘
私の娘は42歳独身、兄弟姉妹はおらず、一人娘です。
これまで会社員として、大学を卒業してから20年ほど同じ会社に勤め続けてきました。
娘にも恋人がいる時期はあり、結婚に至りそうなおつき合いもあったようなのですが、結局のところ結婚までは結びつかなかったようで、いつの間にか42歳になってしまいました。
30代半ばくらいまでは、結婚に対しても意欲があり、人の紹介で会ったりもしていたようですが、娘としてはもう結婚は無理かなと感じているかのようなことを話していました。
私と夫としては、もう年齢も年齢ですから、子どもはどちらでもいいのでせめて誰かと結婚してもらえれば、親としても安心だと思っていました。
私たちがいなくなったあと、兄弟も姉妹もいない娘が、一人ぼっちになってしまうかもしれないと、心配なんです。
ですが、とある日、娘が突然「会社を辞めて海外に行くことにした」と言い出しました。
娘も娘なりに、将来のことについて悩んでいる様子でした。
娘としては、もう結婚する気もなく、同じ会社にずっと勤めるよりも、やりがいのあることをしたいと思ったようなのです。
会社ではリーダー的な地位にいるようなのですが、その地位にも仕事の内容にも、もうあまり魅力を感じていないのだと。
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