義母と嫁の関係がよくない、という話はよく聞きます。義母からの嫁いびりに悩まされている、どうしても義母が苦手...という人も少なくないのではないでしょうか。そこでアラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた「嫁姑問題」にまつわるエピソードをコミカライズ! 今回は過去に好評だった人気作を、期間限定で再掲載します。
■結婚し、同居後に義母が豹変! 嫁いびりのストレスに耐え続けた36年間
「義母との同居を前提に夫からのプロポーズを受けた私。これが悪夢の始まりでした...。結婚前は優しかった義母ですが、結婚直後に本性を現して豹変! それから義母が亡くなるまでの36年間は、毎日が地獄でした...」
夫にしてみれば、実の母親が変わってしまったことを認めたくなかったのかもしれません。
また義母は、私たち夫婦、子どもがどこかへ出かける時、必ずついてきました。
というより、夫はどこかへ出かけるときは普通に義母を誘うのです。
義母の前では黙ってそれに従うしかありませんでした。
夫のそういう優しい部分に惚れたのは私だから......とずっと我慢してきました。
夫婦の寝室に入ってくるのも当たり前のようにあり、時には引き出しがあいていることもありました。
まるで監視されているかのようだと思いました。
認知症が始まってからの義母は、私たちの夫婦の監視がさらにひどくなりました。
特に夫がいないと、「○○ちゃんはどこ? いつ帰ってくるの? まだ帰ってこないの?」と5分おきに私に聞く始末。
それなのに、近所の友だちの家を訪問しては「うちの嫁、本当に何にもしてくれないし、病院も連れて行ってくれないの。あんな人、息子の嫁には大失敗だったわ」と愚痴こぼしをしていたそうです。
近所のことなので、こういうことは回りまわって私の耳に入るようになっていました。
ご飯の催促も毎日何十回と来るので、自分がおかしくなるのでは...と思う日々が続きました。
ただ、同居して30年も過ぎれば私にも知り合いができるので、いつしか私も義母の愚痴を知り合いにぶちまけるようになっていました。
夫にももちろん伝えるのですが、やはり実母の悪口を言われるのは嫌なようで、私が愚痴を言い出すとさ~っと逃げるように家を空けるようになってしまいました。
私も辛いので、義母の世話の合間を縫っては、知り合いの家に行き、今まで義母にされて苦しかったこと、嫌だったことをぶちまける日々を続けました。
愚痴ばっかり言う人は大嫌いだった自分が、いつしか同じようになってしまっている現実、止められません...。
義母が亡くなった今も、言われて嫌だったことばかり思い出され、苦しさのあまり、外で愚痴ってしまう日々をおくっています。
姑に対する恨みは墓まで持って行かなければいけないのか......悲しい毎日です。
漫画:すずはる/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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