「ヘルパーステーションでお手伝いをするようになった私。どうやら、定年が近い夫は、それが面白くないようです。先日、外出先で私が仕事の電話に出たときのことです。夫が『外出中に仕事の電話をとるな』と怒ってきたのです。でも、なんだかこの感じ既視感が...」

■少しだけ家事をするようになった夫が...
64歳の専業主婦です。
夫は定年が近くなったころから「夫婦の危機」本に影響されたのか、お手伝い程度にほんの少し家事をするようになりました。
とはいっても、1週間に一度くらい棚の上のほこりをフローリングワイパーではらったり、普段使わない物置の床に掃除機をかけたり、晩酌のコップを自分で洗ったり。
日々の生活にはあまり関係のない部分を一生懸命がんばっています。
私はそれでも「0が1になったのだから...」と夫に感謝するように努力していたのですが、夫は「俺は家事をする現代的な夫」とふんぞり返っています。
ちょっとイライラします。
私はここ数年、近所の方が始めたヘルパーステーションで人手が足りないときだけ家事や付き添いなどのお手伝いをしています。
ママさんヘルパーが子どもの病気で休むときなど「明日来てもらえませんか?」など、急に頼まれることもあるのですが、そのたびに夫が文句を言うようになりました。
自分が家事をしなかった頃はそんなこと一言も言わなかったのに、家事をするようになったら急に言うようになったのです。
出先で職場から電話がかかってくれば小言を言います。
「なんで急に電話で呼び出されるんだ」
「出かけてる先で仕事の電話をとるなんて!」
ん? そのセリフ、なんだか既視感が。
あれは30年ほど前のことです。
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