「大学生の真ん中の娘が私たち夫婦の30周年の記念旅行をプレゼントしてくれると連絡がありました。バイト代でコツコツ貯めたお金。私は申し訳ないと思い、代わりに食事に誘うと娘は『え~』とガッカリした様子。そこには『真ん中の娘』ならではの理由がありました」
■「真ん中の娘」の気持ちを親としてわかっていなかった
娘は3人姉弟の真ん中です。
上の姉は妹弟が生まれる前には3人で旅行をした思い出があります。
そして弟は2人の姉が家を出てからはその地を尋ねて3人で出かけたことがあり、今では一人っ子のように3人で暮らしています。
娘が言うには「自分はパパとママと3人で旅行したことがない。だから行きたかった」そうなのです。
なるほど、と納得しました。
生まれた時から上には姉がいて、しばらくしたら弟もできて、真ん中っ子の娘は両親を独占した思い出がありません。
家族全員で行く旅行の思い出はあっても、両親と自分だけというシーンがほとんどないまま、今は1人で暮らしているのです。
一人っ子の夫と末っ子の私には真ん中っ子の娘の気持ちがよくわからなかったのでした。
娘なりに考えて計画した、夫婦だけでなく自分も含めた記念の旅行にしたかったのでしょう。
娘の寂しさを垣間見たような気持ちになって、反省させられました。
今度帰ってきたら心からありがとうと伝えよう。
そしていつか3人だけで旅行しようね、その時まで親孝行は取っておいてね。
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