「母さん、ごめん」母の最期に感じた後悔。意地を張らず、もっと実家に帰っていれば...【漫画】

「両親はいつまでも元気なもの。違うと分かっていても、ついついそう考えてしまいがちですよね。でも、私はそれが大間違いだと身をもって知っています。父とうまくいかず、実家を避けていた私は、母とも疎遠に。バカな意地を張らず、もっと実家にも足を向けていれば...。弱った母の小ささ、辛そうな顔は思い出すたびに胸を締め付けられます」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?

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6月下旬、珍しく父(89歳)から電話がありました。

嫌な予感がしながら電話を取りました。

「...忙しいところ悪いな...できるだけ早く、会いに来てやってくれ...」

嫌な予感は半分当たりです。

実を言うと、もう間に合わない、という電話を覚悟していました。

実家を離れて大学に入り、そのまま地方都市の公務員になった私を、父はよく思っていません。

母(89歳)も似た感じでしたが、弱みを見せるのが大嫌いな父は、コロナもあって、私が実家に帰るのをかたくなに拒んでいました。

母が入院していたことも兄(62)が気を遣って知らせてくれなければ、私には伝えるつもりがなかったぐらいです。

2021年の4月に体調不良を訴えた母は入院となりました。

そのときは大事ないとの診断で、体調が落ち着くまで念のための検査入院となったのですが、その検査で膵臓がんが見つかったのです。

年齢的にもステージ的にも手術は困難と判断され、抗ガン剤治療を続けていました。

膵臓がんは発見しにくく、手遅れになることも少なくない、と聞かされていました。

このときは兄の助言を受けて見舞いに行きましたが、やはり父は面白くないようでした。

母にも「来ることないのに...」と言われてしまいましたが、すっかり弱った雰囲気に、内心では覚悟することになりました。

父が電話してくるのは本当に押し迫っているものと思い、取るものも取りあえず駆けつけました。

またコロナの感染が増え始めていた時期でしたので、病院に入るのも結構な手間で、一緒に行ってくれた妻(57)に至っては入れてもらえませんでした。

なんとか枕元に辿り着くと、母は人工呼吸器など色々と施された状態で眠っていました。

もう話ができるような状態ではなく、すっかり細ってしまった手を握ると、薄っすらと目を開けてくれたぐらいでした。

なんとか私のことは分かったようで、弱々しく手を握り返してくれました。

「母さん、ごめん」母の最期に感じた後悔。意地を張らず、もっと実家に帰っていれば...【漫画】 No247_母の静かな最期に感じた後悔。_003.jpg

「母さん、ごめん」母の最期に感じた後悔。意地を張らず、もっと実家に帰っていれば...【漫画】 No247_母の静かな最期に感じた後悔。_004.jpg

漫画:にーや/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記

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