「私たちが住む町では、ゴミの収集場所を住人同士で押し付け合ってトラブルになったことがありました。話し合いの末、収集場所を移動することにしたのですが、乾物店のご主人Bさんが急に反対し始めたのです。その反対理由が本当に身勝手なもので...」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?
乾物店からは新しい場所も今までと距離は変わらないのにどうして?と、みんな不思議に思っていました。
特にこのことを提案し、自分で収集所を移動したA君は腹を立てて、急に反対する理由を知りたがりました。
そこで、A君があれこれと探ってみると、驚きの理由が判明。
なんと、うちの父と乾物店のBさんは犬猿の仲でA君が父に相談したことを知って、へそを曲げたと言うのです。
そのことを報告に来たA君と父と3人で「下らない!そんな個人的な理由でみんなを困らせなくてもいいだろう」と怒りを爆発させました。
どうやら、同世代で大学を出ている人が近所では数えるほどしかいないせいか、Bさんは日頃から周りの人を下に見ていたようです。
自分に相談せず、内心見下しているうちの父に相談したことが許せなかったのだと...。
町内会の役員さんも巻き込んでBさんに改めて話をしたのですが、どうしても引き下がってくれません。
結局、ゴミ集積所は元の場所に戻されました。
それ以降、父だけではなく私たち家族全員がBさんから無視される羽目に。
理不尽なこの仕打ちに私はもちろん、父はますますBさんを嫌うようになりました。
ちなみに、Bさんの言動は町内会の人たちにも知れてしまったため、当時は寄ると触ると「子どもより分からず屋」「いつもえらそうに何様だよ」などなど非難の嵐。
今回の騒動を起こしたこともそうですが、普段の行動が悪かったからだと思います。
町内の非難の的になってしまったせいで、しばらくの間はBさんが店番をしているときはお客さんが激減したとか。
Bさんが亡くなった今でも語り草になっていて、田舎の恐ろしさを教えてくれる出来事でした。
漫画:とんちきくま/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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