「ふぇーん、ふぇーん」弱々しい孫の泣き声...低体重で産まれた小さな孫の成長に涙【みなさんの体験記】

「67歳の女性です。待望の初孫が生まれました! 我が家は男の子2人だったので、女の子が生まれると聞いて私はとてもうれしく思っていました。生まれてきた孫はとても小さくてもとってもかわいくて...ババばかな話ですが聞いてください」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■約2300gと、とても小さく生まれた待望の初孫

2022年8月、待望の初孫が生まれました。

我が家の子どもは男2人だったので、初孫で女の子が生まれると聞いたときから会えるのを楽しみにしていました。

ただ、お嫁さんはつわりがひどく、食が進まないと聞いていたので心配していました。

そして予定日になり、無事生まれたと電話がありホッとしたものの、体重を聞いてびっくり、2300gと言うのです。

自分の出産のときと比べてみても仕方がないと思いながらも、我が家の長男は3496g、次男は3604gだったことを思い出しました。

私の知識だと、2500g未満の赤ちゃんは低出生体重児で、すぐには退院できないのでは? と心配しましたが、口には出せませんでした。

退院時に病院でお出迎えに行ったら、小さな赤ちゃんがお嫁さんに抱かれ出てきました。

名前は2つ候補があり、ここではNとしておきます。

息子の家に戻り、一緒に食事をしているときに初めてNちゃんの泣き声を聞いて大ショック。

赤ちゃんのあんな弱々しい泣き声をいままで聞いたことがなかったからです。

か細い声で「ふぇーん、ふぇーん」と泣いていました。

こんな小さな声では、よほど気をつけていないと聞き逃すのではと心配になりました。

息子夫婦も私たちもお嫁さんの実家も同じ市内です。

実家に帰っているお嫁さんとNちゃんに会いたいと何度も思いましたが、姑である私は顔を出さないほうがいいだろうと我慢しました。

その代わり、ときどき息子に電話やメッセージで様子を聞くことにしました。

Nちゃんは母乳を飲んだ後、すぐにミルクにも挑戦しているようでした。

生まれて1カ月半が過ぎて会いに行きましたが、足も手も細くてまだまだ小さいままでした。

不器用なばあばは、首がしっかり座るまではだっこはしないと決めました。

■心配をよそに初孫はすくすくと育ち...

お嫁さんはとてもまめなので、インターネットの共有サイトで動画や写真をたくさんアップしてくれます。

生後1カ月目の記念日だけは、プロカメラマンに撮影してもらっていました。

その後は2カ月目、3カ月目というナンバー入りのプレートと犬のぬいぐるみと共に、撮った写真も増えていきました。

小さかろうがなんだろうが、Nちゃんはかわいくてその写真を何度も見てしまいます。

2カ月目に送られてきた、洋服のひもを握って「あ~」と声を出した動画には大感激。

Nちゃんのこの一言を聞きたくて何度見たことでしょうか。

また、メリーゴーランドの音に合わせて手と足を動かせば、Nちゃんは音楽の才能があると思ってしまう、親ばかならぬババばかはとどまることを知りません。

お食い初めは市内のうなぎ店へ。

Nちゃんは袴スタイルをばっちり決めていました。

お雛祭りや食事会のたびに、両家族でNちゃんを囲んで集まっています。

1歳の誕生会には、いつも参加できない次男も加わって盛大にお祝い。

Nちゃんには、お嫁さんが作ったおすしとケーキが用意されていました。

一升の米を背負わすなんて昔の話と思っていたら、大きくて丸いパンを注文していました。

1歳といっても、まだまだ小さいNちゃんが大きなパンを背負ってハイハイしたときは思わず涙がこぼれました。

小さくても元気いっぱいなNちゃん。

生まれてから具合が悪くなることはなく、ニンジンだって大好き。

ゆっくりゆっくり大きくなあれ。

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