義母と嫁との関係は難しいもの。過干渉な義母が苦手、めんどくさい、ストレス...という話はよく聞きます。中には義母からの嫌がらせや嫁いびりに頭を悩ませ、「義母のことが嫌い、うざい!」と感じている人もいるでしょう。そこでアラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた「嫁姑問題」にまつわるエピソードをコミカライズ! 今回は過去に好評だった人気作を、期間限定で再掲載します。
■義母を介護しているのは私なのに...。人前ではいい人ぶる義姉にモヤッ
「介護が必要な義母と同居中です。お義母さんにはお世話になったので、恩返しのつもりで介護をしていたのですが...。やはり実の娘が可愛いのでしょうね。義姉が遊びに来た時の『衝撃の光景』を忘れられません」
自分の体が痛くても、お世話になった義母のためだし仕方がないと思っていました。
そんな折、義母が誕生日なのでと義姉(64歳)が遊びに来ていました。
義姉は、私が結婚した頃にはすでにお嫁に行っていて、今は車で一時間くらいの隣の市に住んでいます。
結婚当初は義姉とはあまり関りもなく、普通の親戚づきあいしていました。
しかし、義姉も娘さん(35歳)が最近結婚して家を出たようで時間があるのか、頻繁に実家である私たちの住む家に遊びにくるようになっていました。
しかし、義姉は普段義母の介護を手伝うことはありません。
ただ、遊びに来て義母の部屋で私の出したお茶とお菓子を食べて、話をして帰るということの繰り返しでした。
それに関しては私が一応『長男の嫁』という立場にもなりますし、地域が少し山手の田舎にもなるので、仕方がないことだと思うようにしていました。
また子供が小さい頃は義母に預けて仕事に行っていたこともあり、義母に恩もあるのでその恩返しだと思い、介護してきました。
ただ、少し気になったのは義姉が『お客さんが来ている時は率先して介護を手伝う』ということでした。
義姉は近所の方などが家に回覧板を持って来たりすると、母をお手洗いに連れて行ったりして玄関の端を通り抜け「まぁ、娘さんが帰ってきてくれてるのね。いい娘さんね」と言われたりしていました。
私は、『わざわざお客さんが来ている時にお手洗いに行かなくても...良い娘さんだと言われたいだけなのかな?』とモヤモヤしていました。
そして義母の誕生日のことです。
「いつも見に来てくれてありがとう」
義姉に義母がこっそりお金を渡していたのを見てしまいました。
特にお金が欲しいと思ったことはなかったのですが、毎日体を痛めてお世話をしている嫁より、たまに来てお茶を飲んで帰るだけの娘の方がやはり良いんだなとショックを受けた出来事でした。
その日からも毎日介護は続いているのですが、なんだか心が晴れない日々です。
漫画:なみき/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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