こんにちは、ハラル・ジャパン協会広報部です。師走を迎え、カレンダーもいよいよ最後の一枚を残すのみとなりました。年末に向けて寒さが一段と厳しくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回は「輸出対応とハラル認証の有効性」について解説します。イスラム圏の国々と食品取引を行う際、ハラル認証の取得や検討は避けて通れないポイントです。それゆえに、ハラル認証を取得すれば、イスラム教国への輸出がスムーズに進むと考えられがちですが、実際にはそう単純ではありません。
イスラム教国は50か国以上あり、それぞれ異なる貿易ルールや販売規制が存在します。したがって、ハラル認証を取得する前に、輸出先の国ごとの規制やルールを十分に調査することが極めて重要です。
まずは、自社でリサーチを行い、JETROなどの機関に問い合わせをし、必要に応じて専門のコンサルティング会社に相談することをおすすめします。こうすることで、貿易や販売ルールを把握し、すべての条件を満たした上でハラル認証を取得する準備が整います。
また、食品、健康食品(サプリ)、化粧品、生活用品、医薬品など、製品の種類によって規制が異なりますので、それぞれのカテゴリーに応じたリサーチも必要です。
連載記事になっておりますので、関連記事も是非ご覧ください。
【第1回】ハラルの基礎とハラル認証、イスラム教徒マーケット分析
【第2回】ハラルの基礎とハラル認証、イスラム教徒マーケット分析
【第3回】ハラルの基礎とハラル認証、イスラム教徒マーケット分析
【第4回】ハラルの基礎とハラル認証、イスラム教徒マーケット分析