ITエンジニアの新しい働き方を提案する株式会社PE-BANK(東京都港区/代表取締役・髙田 幹也)は、経験10年以上のITフリーランスエンジニア76名を対象に「新人エンジニア育成に関するアンケート」を実施しました。本調査では、現場で成果を出す新人エンジニアに求められる最も重要なスキルとして「質問力」が挙げられ、企業の研修内容と現場ニーズの間にギャップがあることが明らかになりました
【TOPICS】
1. 新人エンジニアに最も求められるスキルは「質問力」
2. 企業の研修内容と現場ニーズのギャップが浮き彫りに
3. 効果的な研修に求められるのは「現役エンジニアによる指導」
【調査概要】
調査対象 :実務経験10年以上のITフリーランスエンジニア
サンプル数:76サンプル
調査方法 :ジャストシステム Fastaskを利用したインターネット調査
調査期間 :2024年12月12日(木)~2024年12月15日(日)
※本リリースの調査結果を引用する際は「PE-BANK調べ」と記載ください。
1. 新人エンジニアに求められる特徴は「質問力」
調査では、現場で結果を出す新人エンジニアの特徴として48.7%が「分からないことを適切に質問できる能力」と回答。次いで「チームメンバーと協力するためのコミュニケーション能力」が43.4%、「問題解決に向けたロジカルな思考力」が38.2%と、「質問力」を筆頭に「コミュニケーション能力」「ロジカルな思考力」といったスキルをもつ新人エンジニアが成果を出していることが明らかになりました。
2. 企業の研修内容と現場ニーズのギャップが浮き彫りに
「企業の研修内容と現場で必要とされるスキルや態度の間にギャップがあると感じるか」を聞いたところ「感じる」が21.1%、「どちらかと言えば感じる」が27.6%で、48.7%の回答者が企業の新人研修について「現場で必要とされるスキルや態度と合致していない」と感じていることがわかりました。このギャップにより、新人エンジニアが現場で求められるスキルを習得するのが難しい状況にあることが分かりました。
このギャップの原因としては「現場でしか身につかないものが多い」「研修指導者の経験不足」「理想論ばかりで実情に合わない」「現場や環境が多様ですべてを網羅的に理解することが難しいため」などの回答が得られました。
また、新人エンジニアの成長を阻害する要因についての設問には、「質問しにくい職場の雰囲気」が47.4%と最も多く、次いで「指導者やメンターの不足」が38.2%、「業務量が多すぎて学ぶ時間がない」「チーム内での役割が曖昧」がともに28.9%という結果となり、特に「質問力」を育成する環境が整っていない職場が新人の成長を阻害している現状が浮かび上がりました。
3. 効果的な研修に求められるのは「現役エンジニアによる指導」
「新人エンジニア向けの研修で効果的だと思う要素」を聞いたところ、「現役エンジニアによる現場支店の指導」が39.5%と最も多く、次いで「チーム開発やプロジェクト経験の導入」が34.2%、「実務に即した課題や演習」「技術スキルとビジネススキルのバランスを重視した内容」がともに31.6%と、技術はもちろん必要ではあるものの、それ以上に現場の実務に沿った研修を行なうことが優秀な新人エンジニアの育成に繋がるということがわかりました。
PE-BANKでは、ITフリーランスの社会的地位の向上を企業理念として、全国各地のIT人材を必要とする企業の課題やITフリーランスの要望に応じ、的確な人材と案件のご紹介や業務サポートを行なってまいりました。
30年以上の経験を基に開始した法人向けIT人材研修サービス「Pe-BANKカレッジ」では、実務を知り尽くした現役のITフリーランスが講師となり、現場で磨いたノウハウを詰め込んだ「ITスキル」「ヒューマンスキル」「ビジネスパーソンスキル」などのオリジナルカリキュラムによってIT人材育成をサポート。詳細な研修レポートの提供によって、受講者の成長の方向性を指南。進捗と成果が可視化でき、研修終了後の育成計画もスムーズになります。
今後も当社は、ITフリーランスの多様な働き方と企業のIT課題の解決をサポートし、ITを活用した日本の発展に貢献してまいります。
「Pe-BANKカレッジ」とは
「Pe-BANKカレッジ」はPE-BANKが培ってきた30年以上の経験を基にIT人材不足解消のため開始された法人向けIT人材研修サービスです。
特徴➀:実務経験豊かな講師陣
現場を知り尽くした現役エンジニアが講師を担当。実務で培った知識と技術を直接学ぶことで、現場で即戦力となるスキルを養成します。
特徴②:オリジナルカリキュラム
現役エンジニアが現場経験から生み出した実践的なノウハウを凝縮した、オリジナルのカリキュラムを提供。技術スキルと「現場力」をバランスよく鍛えます。
特徴③:進捗と成果の可視化
受講者のスキルや適性を細かくレポート。研修で得られた成果を可視化し、受講後の育成計画や配置決定をスムーズに支援します。