短歌というと、どのようなイメージをもちますか? すごく遠いところにあると思う方も多いと思います。そのような方に鑑賞していただきたいのが、この展覧会です。森をイメージした空間の中で「言葉を浴(あ)む」「言の葉を編む」魅力を満喫できます。日本画や版画に合った短歌と、作品にいざなう「語り」が魅力です。
静岡市在住の歌人、田中章義さんがナビゲーターを務め、展覧会の魅力を高めています。作品、短歌、田中さんの語る「言の葉」を鑑賞すると、相乗効果で楽しみがグッと増します。
杉山明博さんの「ふくろうの造形」、
松井妙子さんの染色画、
Brown Butterさんの落ち葉アート。
幅広い年齢層が楽しめるような工夫をしています。
戦国時代の武将、毛利元就は「互いにむつみあい、仲良く暮らすのに、和歌ほど役立つものはない」「この国に生を受けながら、和歌を詠まないのはもったいない」と言っています。「かわいい」に囲まれて、短歌の世界にひたってみませんか?